烏丸のスポーツジムでプールを利用するメリットと期待できる効果
水泳は暑い夏はもちろんのこと、屋内プールを利用して通年取り組めるため、安定したダイエット方法として人気です。抵抗力や浮力などを活かした有酸素運動の一つである水泳は、陸上での運動以上にエネルギーを多く消費します。今回はそんなプールを利用したダイエットについて、どのようなメリットやプログラムがあるのかご紹介します。
プールダイエットのメリット
体への負担が少なく安全といえる
水中では浮力が発生します。この浮力によって足腰・関節・靭帯への負担が軽減されるため、楽に安心して運動に取り組むことができます。一方、陸上でのウォーキングやジョギングは足腰へ負担がかかり、痛みが発生しやすいです。とくに硬い地面での運動は余計に関節への衝撃が大きいです。普段から足腰や、関節の痛みがある方は、水泳であれば安心して取り組むことができます。
普段使わない筋肉を刺激できる
日常生活の中であまり受けない水の抵抗によって、普段は使わない筋肉に刺激を与えることができます。水の中を歩いただけでも、陸上で歩く場合と比べて大腿部の筋群と前脛骨筋の活動が大きく増加することがわかっています。水の抵抗を受けることで、全身の筋肉を刺激しながら血流促進が期待できます。
天候に左右されない
スポーツジムでのプールプログラムは屋内プールで取り組むこととなるので、外の天候に左右されることがありません。雨の日でも雪の日でも水泳に取り組むことができます。ちなみに、有酸素運動は20分以上継続することで脂肪燃焼効果が得られるといわれています。外での運動では天候が悪くなってくると20分経っていなくても途中で切り上げたりしなければいけませんが、屋内プールであれば気にすることはありません。水泳はスケジュールが立てやすい運動といえるでしょう。
ダイエットにおすすめのプールプログラム
プールプログラムは初級から上級までさまざまなプログラムが用意されており、ダイエット、腰痛改善、高齢者向けなど目的や対象者もさまざまです。とくにダイエットにおいては水中ウォーキング、クロール、背泳ぎがおすすめです。これらを継続的に取り組むことでダイエット効果が現れます。行う頻度は週2回以上で1回あたり30分以上を目安に継続して取り組みましょう。
水中ウォーキング
水中ウォーキングは水中で歩くだけの運動です。難しい運動ではないので、泳ぎが苦手な方でも取り組むことができます。ポイントは背筋をしっかり伸ばし、姿勢は少し前傾にして前方を見据えたまま歩きます。速さを意識することで、消費エネルギーをアップさせることができるので、早歩きをするようなイメージで取り組むことをおすすめします。
クロール
他のさまざまな泳ぎ方と比べて消費エネルギーが大きいのがクロールです。オーソドックスな泳ぎ方になるので、泳げる人も多い泳ぎ方です。クロールも水中ウォーキング同様、速さに比例してエネルギー消費量がアップします。速さを意識して取り組むといいでしょう。
背泳ぎ
背泳ぎは水中での浮力を利用して泳ぐ方法です。他の泳ぎ方に比べ、体力の消耗も少なく水泳が苦手な方でも取り組みやすい泳ぎ方です。消費エネルギーは水中ウォーキングよりも高く、クロールよりは低いです。クロールよりもリラックスして泳ぐことができるので、軽めに運動したい日にはおすすめです。
プールダイエットの注意点!
水泳は全身の筋肉を刺激や、血流促進、高い消費エネルギーなどメリットが多くありますが、同時に注意点もあります。ご紹介します。
水泳後の空腹感
水泳は消費エネルギーが多い分、終わった後に激しい空腹感を覚えやすいです。この空腹感に負けて消費カロリー以上の摂取カロリーを取ってしまっては意味がありません。反対に「せっかく運動してカロリー消費したのだから」と食事を極端に抜く行動も、栄養不足となるのでやめましょう。水泳ダイエット中はたんぱく質を取ることがおすすめです。体を鍛えるのに相性がよいとされています。
体の冷え
水の温度は体温よりも低いので、体の冷えには注意しましょう。体が冷え切ってしまうと防御反応として脂肪を蓄えようとしてしまいます。適切に温度調整されたプールや温水プールを利用することをおすすめします。また、水泳後は温かいものを飲んだり、帰宅後に温かいお風呂にゆっくりつかるなど、冷え対策を心掛けましょう。
プールダイエットは、高い消費エネルギーが期待できる上に、陸上での運動に比べ体への負担が少ないのが大きな特徴といえるでしょう。「ジョギングは足腰が痛くなる」「暑い夏や寒い冬は外での運動がおっくうになる」といった方でも続けやすい運動なのでおすすめです。また、プール好きの子どもも多いため、水泳は老若男女で楽しむことのできるスポーツといえます。ダイエット目的や運動不足解消のために「体を動かしたい」という方は、ぜひ一度取り組んでみてはいかがでしょうか。