「自宅トレーニング」と「ジム通い」ならどっちがいい?
近年、注目を集めているのがボディメイクです。筋トレやダイエットなどをして理想の体型を目指すもので、家でトレーニングしたり、ジムでトレーニングしたりしている人が増えています。そこで多くの方が悩むのが「自宅トレーニング」と「ジム通い」のどちらのほうが良いのかという部分です。今回はそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
自宅トレーニングのメリット・デメリット
まずは、自宅トレーニングのメリット・デメリットを解説します。
メリット
最大のメリットは、コストがかかりにくいところにあります。ダンベルなどの一定の器具を揃える必要はありますが、お金がかかるのは最初のみで、ずっと継続して使い続けられます。
ダンベルやバーベルなどの器具はすぐに劣化するものではなく、何十年と使えるのでコスト的なメリットは大きいです。さらに、好きなときにトレーニングできるのもメリットのひとつです。ジムに通う手間もかかりません。
ジムの場合は、特定のマシンを使いたくてもすでに使っている人がいると順番待ちしなければなりません。その点、自宅トレーニングであればしたいときにしたいトレーニングができるわけです。周りの目を気にしなくても良いのも自宅トレーニングのメリットです。
とくにトレーニング初心者だとフォームが固まっていないことも多く、人に見られるのが恥ずかしいいといった方も少なくありません。
しかし、自宅トレーニングの場合は一人でトレーニングするので、フォームを気にすることもないのです。
デメリット
一方で、デメリットには初期コストがあります。ダンベルを揃えるにも、それなりのコストがかかり、数万円程度の出費になることも少なくありません。
また、トレーニングの幅が狭くなるのもデメリットのひとつです。自宅トレーニングの場合は、ダンベルやバーベルを揃える程度が精一杯なことが多く、ジムのようにさまざまなトレーニングができるわけではありません。
そして、最大のデメリットと言えるのがモチベーションの問題です。自分ひとりでおこなえるトレーニングであるからこそ、頑張るのもサボるのも自分次第です。
また、家でトレーニングできるので「いつでもできる」と思ってしまい「明日にしよう」などと考えてしまうことも少なくありません。
細かなデメリットになりますが、集合住宅に住んでいる方は騒音問題に発展する可能性があります。ダンベルやバーベルの音が周囲の迷惑となることもあるので、そのあたりも気をつけてトレーニングする必要もあるでしょう。
ジム通いのメリット・デメリット
次にジム通いに関するメリットとデメリットを解説します。
メリット
さまざまなトレーニングができます。スポーツジムには最新のマシンや器具などが取り入れられており、さまざまな部位に対応しています。鍛えたい部分、痩せたい部分にしっかりと効かせられるマシンを利用できるのは大きなメリットです。
さらに、スポーツジムにはトレーナーなどの専門家もおり、良いアドバイスが期待できるのもメリットのひとつです。ボディビルやフィジークなどで活躍している選手と交流できるチャンスもあり、より専門的なトレーニング知識を身につけられます。
スポーツジムには多くの方が通っていることもあり、トレーニングをしている者同士で交流するチャンスもあります。ジム仲間ができれば、モチベーションを維持することにも繋がるでしょう。
デメリット
最大のデメリットとされるのが料金です。専門的なスポーツジムになると、月に1万円から2万円程度かかることも少なくありません。仮に忙しくて通えなかったとしても、それだけのコストがかかってくるので注意が必要です。
ただ、最近ではそれなりの設備が揃っていて月に5,000円から1万円というジムも出てきたので、コストの問題は解消されつつあります。
また、スポーツジムにはさまざまな人がおり、トラブルが発生することも考えられます。マナーやルールを守っていれば大きな問題になることはありませんが、初心者は気をつけたいところです。
それぞれに向いている人の特徴
それぞれのメリットとデメリットが把握できたところで、それぞれに向いている人の特徴を簡単に解説します。
自宅トレーニングに向いている人
軽い運動不足の解消を目指している人におすすめです。ちょっとした運動ができればよいのであれば、わざわざお金を払ってスポーツジムに通うのはもったいないです。
また、大きな筋肉をつけることを目標としていない人も自宅トレーニングに向いています。ダンベル程度でも体を絞ること自体は可能であり、スポーツジムの専門的なマシンを使う必要はありません。
トータルコストをおさえたい人にも自宅トレーニングが向いています。お話したように、自宅トレーニングは初期費用のみがかかります。その後のランニングコストはほとんどかからないので、コストを抑えたい場合は自宅トレーニングを有効活用しましょう。
ジム通いが向いている人
高い目標がある方はジム通いがおすすめです。大会に出たい、マッチョになりたい、美しい体になりたいといった方は、専門的なマシンと知識を持ったトレーナーがいるジムに通うべきです。
また、意思が弱い方や家に運動器具などが置けない人にもジムは向いています。
まとめ
「自宅トレーニング」と「ジム通い」のメリットとデメリットに触れ、それぞれに向いている人の特徴を解説しました。どちらが良くてどちらが悪いといったことはありません。それぞれ特徴があるので、自身がどちらを望むのか、どちらに当てはまるのかをしっかりと考えたうえで判断すればよいのです。見学に対応しているジムもあるので、実際にジムの中を見てから通うか判断するのもおすすめです。